江川邸公開事務室記録 平成17年夏版  17-3 

 せみしぐれの邸内には、古木が多数あります。
特に井戸横の、栃の木は、江戸時代より
庭内に木陰をつくり、しばしの涼を与え続けました。
又、夏の終わりには、数多くの栃の実が、
ゴルフボールに負けない大きさで、井戸周辺に落下します。
これをお客様に、記念にお持ちかえりいただくよう、拾い集めます。
 一方、室町時代に作られた裏庭(通常は一般公開していません)には、
淡い緑のもみじの中に、深紅の百日紅(さるすべり)が目立ちはじめました。 
  
 栃の大木 夏の裏庭 (夏は非公開です)

記録


 韮山竹で竹細工

   矢田光男 竹細工 作品展                 

 千利休が細工に使った、韮山竹は江川邸の裏庭にのみ存在する、
チョッとしたブランド品でもありますが、
その韮山在住の竹の名工、
矢田光男氏の作品を、
邸内に展示いたしました。
園城寺と同デザインの花立てをはじめ
実用品のおひつ、しゃもじ、箸、
造形作品の鶴、かまきり、かに、
子供さんに喜ばれる、かぶとむし、
くわがた、など、夏の工作の参考に
ぜひご覧ください。
 展示期間は8月30日まで
 展示場所は主屋控えの間です。
 
竹のくわがた、かぶと 竹の花瓶やお櫃

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