江 川 文 庫

2011年度は江川文庫、総合調査の10年目に当り、
現在は、膨大な史料のまとめと最終報告書の作成に入っています
静岡新聞に江川文庫の記事が何度か報じられました。
その、何点かをここに、転記させていただきます。

                                         2011.8.12   渡辺


以下文面は、ホームページ立ち上げ時のものです。


 江川家の資料には、代官役所の公文書と江川家の私文書などからなる古文書類と、多くの典籍、書画・工芸類・洋書・古写真・銃砲鋳造関連資料、さらに、国の重要文化財に指定されている主屋を中心とする建造物、代官役所跡を含む1万uを超える敷地、江川曲輪(くるわ)といわれている裏山などまで、さまざまなものがあります。これを財団法人江川文庫が管理・運営に当たっています。

 これらのうち、膨大な量が保存されてきた代官役所文書は出色の存在で、昭和40年代に、整理された3000点余りを江川文庫として公開が始まりました。整理が進められて、現在では6000点程の古文書が公開されています。今までに、多くの研究者の方々や展覧会への出展ならびに県・市・町・村史の出版に協力してきました。

 平成14年にこれまで非公開だった資料も公開をめざして、静岡県が主体となり文化庁の後援を得て、整理・調査が始められました。目録点数で数万点に及ぶとみられ、10年計画で完了しようと、調査団の先生方ががんばっていらっしゃいます。

 既に公開している資料のうちの多くは、大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館史料館が写真撮影をしており、それらはそちらで自由に閲覧できますのでご利用ください。
                        2003.11.1 小林

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